下記日程で、新しい企画展「ああ 諸行無常・・・ 縁起は巡る」を開催いたします。
開催期間:2024年10月5日(土)~2025年3月30日(日)
さらに、オープンの2日間は、特別に二代目辻村寿三郎先生をお呼びして、
ギャラリートーク&人形舞いも開催予定です!
・10月5日(土) 午前11時~/午後14時~
・10月6日(日) 午前11時~/午後14時~
1日2回、各回30分程度行います。
この機会に、是非お越しください。
日本を代表する人形師の初代辻村寿三郎が、生涯をかけて人形で表現し続けた平家の興亡を、
これから数回の企画展に分けてじっくりと展示していきます!
今回はその第一回目の企画展です。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
「平家物語」より
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ
本企画展では、こちらの冒頭でおなじみの「平家物語」に登場する重要人物、
平清盛の幼少期までの流れを、絵巻物のように寿三郎芸術で表現しております。
「歴史のみが真実とは言えないのである」と語る寿三郎。
歴史には様々な解釈があり、どの説が正しいのかわからない、ということがよくあります。
例えば、平清盛の母親についても、白拍子(踊り子)だとか、その妹だとか、いろいろな説があるのです。
真実は謎に包まれたままなのですね。
寿三郎は、自身の解釈でとらえた「平家物語」を、人形を通して、私たちに伝えてくれます。
さて、寿三郎は一体どの説を人形にしたのでしょうか…??
ひとつひとつ意味を持って作られた、衣裳や表情から、その背景にある物語を感じていただけましたら幸いです。
人形を通して、寿三郎が描く「平家物語」の知られざる人間模様を、是非お楽しみください。
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